2019年3月26日火曜日

変事出来二付心得覚記 その131




 P.57 最初〜6行目まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
何 様 成 事 申  来  候   迚 も、
なにようなることもうしきたりそうろうとても、

徒當 致  罷  出候  ハヽ、当 人 者
ととういたしまかりでそうらわば、とうにんは

不及申    、村 役 人 迄 厳 重  之
およびもうさず、むらやくにんまでげんじゅうの

御咎  被仰付    候   間  、此 段 惣 代
おとがめおおせつけられそうろうあいだ、このだんそうだい

ものより村 役 人 小前 迄 不残
ものよりむらやくにんこまえまでのこらず

申  諭  、
もうしさとす、


(大意)
どのようなことが起こったとしても
集団で押しかけに出かけたりするようなことがあれば、当人
だけではなく、村役人まで厳重に
お咎めが下されるであろう。よってこの事を惣代
の者から村役人小前まで全員に
言い聞かせた。


(補足)
「徒當致罷出候」、何度もこれまでに出てきた言い回しです。
「厳重」、なんとなく読めます。
「咎」、この一文字だけでは?ですが、前後関係から推量できます。
「前」、これも前後から。


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