P.49 5行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
今 者゛ん
こんば ん
飯 能 江穀 借りに出向 様 子、
はんのうへこくがりにでむきようす、
猶 承 り候 ハヽ留 ら連る風 聞 二候 、
なおうけたまわりそうらわばとどまられるふうぶんにそうろう、
差 留 ら連てハ迷 惑 候 、私 村 方
さしとめられてはめいわくそうろう、わたくしむらかた
支度 以多し待 居 候 と申 候 内 、
したくいたしまちおりそうろうともうしそうろううち、
面 体 不知 者 大 勢 大 声 に而
めんていしらずものおおぜいおおごえにて
(大意)
今晩
飯能へ米穀を借りに出かけるらしく
もう少し詳しく聞いてみたところ、(???)
(???)、わたくし村方は
準備をして待っていようと言っているうちに、
どこの誰だかわからない者が大勢大声で
{20190320記}
村民はどこかに集まるという噂があり、
行く手をふさがれては困ることになるので、
(補足)
前後の文章を何度も読んでみたのですが、よくわからない箇所を(???)としました。
あとで、うまく解釈できたら書き加えます。
「今者゛ん」、「今」のくずし字は「彡」のような感じ。「ば」は変体仮名。
「借りに」、「昔」がわかりにくい。
「出向」、頻出ですがここの「出」は潰れてしまってます。
「猶」も何度も出てきてます。偏は「犭」らしくありません。
「風聞」、「聞」は形で覚える字。
「私」、今では普通ですが、この時代の文書にはあまり見られないような気がします。
「大声」、「声」の旧字体は「聲」です。くずし字の下部が「聞」の「耳」部分と同じなのが気になります。
わからない(???)部分ですが、いつもならフィクションでつなぎ合わせて何とかするところです。しかしそのフィクションが2つ3つあってうまくまとまらないのです。困りました。
しばらく、進めてからどうにか、うーん・・・したい・・・。
{20190320記}
とりあえず、こんな大意としました。
どうでしょうか。
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