P.30 紙干之圖 11行目〜最後まで
(読み)
一 人漉 、板 四十 枚 程 用 意有 べし
ひとり春き、いたしじゅうまい本どもちいあるべし
板 へ者りし方
い多へはりしかた
紙 のおもてなり
かみのおもてなり
此 板 を床 といふ
このいたをとこといふ
(大意)
一人で漉くのに、干し板は40枚ほど用意する必要がある。
(干し)板へ貼った方の面が
紙の表になる
この板を「床」といふ
(補足)
「有」、頻出です。このくずし字も確実に読めるようになると自信がつきます。
「おもてなり」の「も」が「り」になっています。間違いでしょう。
「紙床」の絵、重ねてある様子、直線はまっすぐに四隅をきちんとそろえて、が細かく描きこまれています。
頭の手ぬぐい、たすき掛けや、前掛けがいい感じです。
さて、英国議会版です。
どうでしょうか。
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