2018年10月30日火曜日

紙漉重宝記 その81




P.30 紙干之圖 11行目〜最後まで


(読み)
一 人漉 、板 四十  枚 程 用 意有 べし
ひとり春き、いたしじゅうまい本どもちいあるべし

板 へ者りし方
い多へはりしかた

紙 のおもてなり
かみのおもてなり

此 板 を床 といふ
このいたをとこといふ


(大意)
一人で漉くのに、干し板は40枚ほど用意する必要がある。
(干し)板へ貼った方の面が
紙の表になる

この板を「床」といふ


(補足)
「有」、頻出です。このくずし字も確実に読めるようになると自信がつきます。
「おもてなり」の「も」が「り」になっています。間違いでしょう。

「紙床」の絵、重ねてある様子、直線はまっすぐに四隅をきちんとそろえて、が細かく描きこまれています。

 頭の手ぬぐい、たすき掛けや、前掛けがいい感じです。


さて、英国議会版です。



どうでしょうか。



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