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(読み)
ひげ皮 をこそげとり擲 く。
ひげ可ハをこそげとり多ゝく。
其 製 とろゝ汁 の古゛とし
そのせいとろろしるのご とし
水 をさし入るゝ本どやハら可
みずをさしいるるほどやわらか
尓成 と志るべし。猶 かげん
になるとしるべし。なをかげん
あ類べし。
あるべし。
(大意)
ひげのある皮の部分をこそげ取り、根をたたく。
とろろ汁のようなものができあがる。
水を差し加えてゆくほどに、粘り気がなくなる。
必要に応じて、加える水の量を加減しなくてはならない。
(補足)
「擲く」(たたく)、「扌」+「酋」+「大」+「阝」。古文書では「打擲」(ちょうちゃく)などとよくでてきます。
「水」、もう何度も出てきましたが読めましたか。
「猶」(なお)、頻出です。「猶又」(なおまた)のように、文頭に用いられます。
絵図の「ひげ皮」、ひげのある部分がよくわかります、
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