2018年10月4日木曜日

紙漉重宝記 その55




P.23 上段 5行目〜10行目


(読み)
石 原 に出来る
いしハらにできる

ハ尺 短  し。
は多けミぢ可し。

売 買 銀 壱 匁  二
ばいばいぎんいちもんめに

かけ目百  廿   目
かけめひゃくにじゅうめ

安 き時 ハ壱 匁  二
やすきときはいちもんめに

かけ目五百  目
かけめごひゃくめ



(大意)
がれきの野原で育ったものの根は
丈が短い。
(とろろあおいの)売買は銀一匁につき
重さ120目、
安いときは重さ500目である。


(補足)
「短い」=「矢」+「豆」、「豆」が読めるのでなんとか「短い」とわかりますが、「矢」が難しい。
同じように、「銀」も偏の「金」がわかりずらい。
「百廿目」、この「廿」は典型的なくずし字なのですが、どうもわたしは苦手です。
でも、「五」は自信をもって、読むことができます。

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