P97 「船橋市西図書館所蔵」「画像の無断ダウンロード禁止」
P97_1
(読み)
越 前 國 奉 書 紙製 之圖
えちぜんのくにほうしょしせいのず
紙 ハ當 國 大 瀧(タキ)。新在家(しんさいか)。定(サタ)
かみはとうごくおお たき しんさいか さだ
友(トモ)。不老(フロウ)の諸 村 与り産
とも ふろう のしょそんよりさん
春゛楮(コホズ)を蒸(ムシ)して皮(カワ)を去
ず こほず を むし して かわ をさ
里水 尓さらし打 こと数
りみずにさらしうつことすう
回(クハ)にして水 尓和し簀
かい にしてみずにわしす
の子尓て漉(ス)き場板 尓張 て
のこにて す きばいたにはりて
乾(ホシ)上 る也 大 廣 五寸 廣 大
ほし あげるなりおおひろごすんひろだい
中 小 奉 書 色 奉 書 等
ちゅうしょうほうしょいろほうしょとう
の諸 品 あり
のしょしなあり
(大意)
略
(補足)
「越前國」、ほぼ福井県中・北部に相当。古名,こしのみちのくち。
ここにあげられた村名は福井県越前市(旧今立町)にある「越前和紙の里・五箇(ごか)地区(大瀧(おおたき)、新在家(しんざいけ)、定友(さだとも)、不老(おいず))」で、もうひとつは岩本(いわもと)。こんな案内板がありました。
「奉書紙」、『ほうしょがみ【奉書紙】〔多く奉書に用いたことから〕上質の楮(こうぞ)で漉(す)いた,純白でしわのないきめの美しい和紙。杉原紙に似るが,やや厚手で簾目がある。越前奉書が有名。ほうしょ』。奉書は『① 天皇・将軍などの意向や決定を下知する文書。院宣・御教書の類』とあって、時代劇で偉いお侍さんが「上意である」と伝えながら白い封筒みたいのを突き出す場面がよくありますが、あの白いのが奉書です。
詞書きのとおり、楮苧の刈り取りから出荷まですべての工程を一望できる物産図会の手法です。ひとつひとつの工程を丁寧に見ていくとおもしろいですね。
和紙に関する史料に「紙漉重宝記(かみすきちようほうき)」があります。わたしのBlogにも掲載していますので暇つぶしにご覧ください。
埼玉県小川町が家から約1時間のところにあり、小川和紙or細川紙が有名です。昨年訪れたときに、便箋の冊子になっている和紙を購入しました。きれいでなめらか、筆を持ってササッと書けば気持ちそさそう♫



0 件のコメント:
コメントを投稿