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(読み)
陸 中 國 牧 牛 之圖
りくちゅうのくにほうぎゅうのず
牛 ハ當 國 閉伊(ヘイ)郡 を者じめ
うしはとうごく へい ぐんをはじめ
南部(ナンブ)其 他諸 郡 より産 ずる
なんぶ そのたしょぐんよりさんずる
こと夥敷(オビタゝシク)年 々 之(コレ)を鬻(ヒサ)ぐ
こと おびただしく ねんねん これ を ひさ ぐ
其 一ト群連牛 商 四五人 位 尓
そのひとむれうししょうしごにんくらいに
て牛 五六 十 疋 綱(ツナ)をも付 須゛添(ソヒ)
てうしごろくじっぴき つな をもつけず そい
来 る駅路(エキロ)ハ多 く夜中 牽(ヒイ)て
きたる えきろ はおおくよなか ひい て
往 来 の礙(サマタゲ)を奈さ須゛川 を渡 る
おうらいの さまたげ をなさず かわをわたる
尓小牛 を俵(タハラ)の中 へ入 大 牛 の背(セ)
にこうしを たわら のなかへいれおおうしの せ
に付 舟 尓のせて王多る外 の牛
につけふねにのせてわたるほかのうし
ハ皆(ミナ)水 底(ソコ)をくゝ里渉(ワタ)り向 の
は みな みず ぞこ をくぐり わた りむかいの
岸(キシ)へ上 る事 自在(ジザイ)也 といふ
きし へあがること じざい なりという
(大意)
略
(補足)
「鬻(ヒサ)ぐ」、『ひさ・ぐ【鬻ぐ・販ぐ】(動ガ五[四])〔近世初期までは「ひさく」と清音〕売る。あきなう。「春を―・ぐ」「人情といふ品物をば其本店(だな)にて―・ぎながら」〈小説神髄•逍遥〉「棺を―・くもの,作りてうち置くほどなし」〈徒然草•137〉』。「粥」+「鬲」。
群れの中で帳面を手に取引する男はザンギリ頭。右奥、旗のあるところ、洋館の平屋があって、その前では支配人らしき洋装の男が腕突き出して何やら命令しているような叱っているような・・・
画面中央牛のでっかい目玉がギロッとこちらをにらみつけています。
明治十年頃はまだまだお雇い外国人や宣教師が日本のあちらこちらにいて、彼らの住むところの周辺には牛飼いが毎日牛乳を配達していたそうであります。


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