P60 東京国立博物館蔵
(読み)
戊 申 暮 ヨリ己 酉 ノ春 正 月
つちのえさるくれよりつちのととりのはるしょうがつ
四 日四 時 此 嶋 を舟 ニテ
よっかよつどきこのしまをふねにて
乗 出ス又 之助 ト我 等
のりだすまたのすけとわれら
なり皆 々 岸 迄 見送 ル
なりみなみなきしまでみおくる
冬 能旅 先 此 嶋 尓
ふゆのたびまずこのしまに
生月(イキツキ)て春 能平戸(ヒラト)
いきつき てはるの ひらど
を明 渡 る舟
をあけわたるふね
筑 前 ノ経 師 左右 治
ちくぜんのきょうじ さゆうじ
此 嶋 ノ人 新 四良
このしまのひとしんしろう
筑 前 ノ商 人 金 兵衛
ちくぜんのしょうにんきんべえ
(大意)
略
(補足)
「戊申(つちのえさる)」「己酉(つちのととり)」、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせた60個は整然と組み合わさって、覚えやすいのですが、それらふたつを組み合わせた訓読みはどうも苦手であります。
「戊申暮ヨリ己酉ノ春」、天明8年西暦1788年暮れより天明9年(寛政元年1月25日〜)西暦1789年の春。
「正月四日」、天明9年1月4日。1789年1月29日。
「四時」、10時頃
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