P56P57 東京国立博物館蔵
P58P59
(読み)
P56
鯨 ヲカコム図
くじらをかこむず
鯨 二 ツ連レ
くじらふたつつれ
入 勢
はいるいきおい
鮪 見
しびみ
鯨 見
くじらみ
景 嶋
けいしま
網 舟
あみふね
通 舟
とおしふね
P57
潮 ヲ吹ク勢
しおをふくいきおい
三崎 鯨 ヲ切 解 所
みさきくじらをきりとくところ
鮪 網
しびあみ
鮪 見
くじらみ
クジラ見
くじらみ
P58
鯨 ヲ解(トク)所
くじらを とく ところ
カグラサント云
かぐらさんという
万 力 シヤチ
まんりきしゃち
七ナカラ立ツ
ななからたつ
人 夫四十 程
にんぷしじゅうほど
ニテ肉 ヲ巻キ
にてにくをまき
切ルナリ
きるなり
P59
納屋アリ
なやあり
(大意)
略
(補足)
「西遊旅譚四」より「鯨を囲圖」。
また、鯨の種類も五頭描いています。
どの鯨も気のせいではなく、目がやけにリアルです。
これら5種類のもう少し詳しい内容です。
骨納屋之図。
肉納屋之図。
江漢の生きた時代以降、米国がマッコウクジラ鯨油(街灯や家庭のロウソク、機械の潤滑油、石鹸などの原料)を求めて日本近海にきます。1840年~60年頃までの20年間が全盛期でした。鯨油を樽に蓄え、ほかはみな捨ててしまっていたようです。
日本の捕鯨はまるまる一頭無駄なく解体して利用しているのがよくわかります。







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