2025年9月13日土曜日

江漢西遊日記五 その49

P51 東京国立博物館蔵

(読み)

生 月 嶋 ニテ一 里西 ノ方

いきつきしまにていちりにしのほう


松 本 と云 所  鮪 漁  アリ

まつもとというところしびりょうあり


往 て見 物 春其 時

ゆきてけんぶつすそのとき


四国 ヨリ藝 者

しこくよりげいしゃ


来 リ力  持 手津ま

きたりちからもちてづま


を見 物 春

をけんぶつす


其 所  の田 夫

そのところのでんぷ


老 若  男 女

ろうにゃくなんにょ


見 物 春

けんぶつす

(大意)

(補足)

「田夫」、農夫のことですが、いままでうん十年ずっと「たふ」と読んできてました。お恥ずかしい😞・・・

 江漢さんの描く農夫や年寄・子どもたちは、たくさんの絵師がいる中で、すぐに彼が描いたのだとわかるくらい特徴的で、表情や物腰のあたたかさが伝わってきます。着ているものなどもこのとおりだったのでしょう。継ぎ当ては当たり前、これが普段着なのでしょう。

 

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