P24P25 国立国会図書館蔵
P24
(読み)
〽ミ奈\/
みなみな
者゛ん付 の
ば んづけの
ふ多゛尓て
ふだ にて
志由ん尓奈める
じゅんになめる
〽おの\/奈める
おのおのなめる
可本者奈者多゛
かおはなはだ
里可うらしく
りこうらしく
ミへる
みえる
P25
〽ひやう
ひょう
し尓
しに
可ゝ川て
かかって
奈めまんしやう
なめまんしょう
〽い川そ
いっそ
もつと
もっと
下 の本う可゛
したのほうが
奈め多ひ
なめたい
〽奈ん本人 魚 でも
なんぼにんぎょでも
すこしハ者つ可しく
すこしははずかしく
可本をづきん尓て
かおをずきんにて
可くす
かくす
(大意)
皆さん、番号札を手に順になめる。
おのおの、なめるときの顔は、とても賢そうにみえる。(ほんとうは阿呆ずら)
「拍子にあわせてなめまんしょう」
「ほんとうはもっと下の方がなめたい」
いくら人魚でも、少しは恥ずかしく、顔を頭巾で隠す。
(補足)
「可本者奈者多゛」、どこで区切って読むのかなやみます。
「里可うらしく」、「可」も「う」も「ら」もみな似ているかたちですが、ここの「ら」はわかりやすい。
「もつと」「人魚でも」、ふたつの「も」のかたちがことなっています。
「なめる」とは情事の隠語でもあるとものの本にはありました。
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