2023年1月2日月曜日

舌切春ゞ免(小森宗次郎) その6

P4P5 国立国会図書館蔵

(読み)P4

[次 ゟ]

 つぎより


みてじぶんもその

みてじぶんもその


まねをなし

まねをなし


春ゞめ越

すずめを


さ可゛し尓

さが しに


いでる

いでる


む可ふ

むかう


より

より


春ゞめいで

すずめいで


きたりおや\/

きたりおやおや


お者゛アさん◯

おば あさん


◯よく

 よく


おいでした

おいでした


さ阿こちらへと

さあこちらへと


うちへ入

うちへはいり


いろ\/は

いろいろは


奈しを△

なしを


(大意)

(婆さんは)見て、自分もまねをして

すずめを探しに出かけました。

むかってゆくと、すずめが出迎えてきて

「おやおやお婆さん

よくおいでくださいました。

さあ、こちらへ」と

家に入り、いろいろはなしを


(補足)

 文章前半がふすまの赤色が背景で、とても読みづらい。読み間違いがあるかもしれません。後半の下半分はとても鮮明。すずめ2羽とおじいさんの着物の彩りがとてもきれいです。

「は奈しを」、平仮名「は」が使われるています。

 

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