2023年1月16日月曜日

文福茶釜(小森宗次郎) その8

P6P7 国立国会図書館蔵

(読み)

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 つぎより


志゛さん奈し

じ さんなし


それをてらの

それをてらの


くら尓おさめ

くらにおさめ


本うもつと

ほうもつと


奈しぶんぶく

なしぶんぶく


ちや可゛まとぞ

ちゃが まとぞ


なづけたり

なずけたり


またやしハ

またやしは


ぢしよをもとめ

じしょをもとめ


いへくらを

いえくらを


たて

たて


[四へ]

 しへ


(大意)

持参して、それを寺の

蔵に納め、宝物とし

文福茶釜と名付けたのでした。

また香具師は地所をもとめ

家・蔵を建て


(補足)

 この頁の文章に変体仮名「多」(た)が使われてないのも、ややめずらしいかも。

当時の小屋風景。観客の頭の後ろ姿だけでも明治20年頃の様子がわかっておもしろい。

背景の赤幕の柄は麻の葉文様(あさのはもんよう)、この豆本シリーズの表紙の背景と同じです。

P7の舞台側面の広告は読めそうで読めない。

 

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