P1 国立国会図書館蔵
(読み)
羊ノ一
東京圖書館印・ TOKIO LIBRARY
八ツ山羊
やつやぎ
む可し\/
むかしむかし
八ツ子(や?こ)をもち
やつこ をもち
し牝山羊(めやぎ)あ里个り、
しめやぎ ありけり
な可よく
なかよく
おしよ
おしよ
(大意)
むかしむかし
八つ子をもつ
牝やぎがいました。
仲良く
しているのですよ。
(補足)
家壁のレンガの遠近感がおかしいですが、そんなことは気にもしていないような絵です。もっぱら母山羊の姿の仕上げに集中しているようです。山羊は偶蹄類なので母の子を指差す指先も鋏のよう。
「八ツ子」の振り仮名「や」の次が読めません。拡大しても不明。
この時期の印刷方法は従来の木版から石版・銅版・活版などいろいろな印刷方法が広がりだした頃ですが、この絵は石版でしょうか?
西洋の翻訳本ですからもっとこってりした感じがあふれるとおもいきや、水彩のようにサラッとしたさっぱり感がただよっています。
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