P4P5 国立国会図書館蔵
(読み)P4
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つぎより
とふを
とうを
させける尓
させけるに
そのひやう
そのひょう
者゛ん大 いり
ば んおおいり
を奈し
をなし
おもいの
おもいの
ほ可奈
ほかな
るひやう
るひょう
者゛ん
ば ん
尓天◯
にて
◯かぞくさま可゛たへ
かぞくさまが たへ
めされ古との
めされことの
本可
ほか
奈る
なる
おふ
おう
可袮
がね
を
を
もうけし由へ
もうけしゆえ
やしハ
やしは
お本い尓
おおいに
よろこび
よろこび
こ連も
これも
[三 へ]
さんへ
(大意)
(芸)をさせてみると
それは評判となって大入りとなり
想像以上の人気でした。
華族様方もご覧になり、
格別の大金をもうけたので
香具師(やし)は大変に喜び、
これも
(補足)
「おもいのほ可奈る」、「古との本可なる」、同じような表現です。「本可」が「をの」にみえてしまいます。
「こ連も」、「連」と「も」のあいだにもう一文字あるように見えますが、つながっているだけのようです。
たぬきが主役のはずですが、絵師はどうも毛皮ものの生き物が苦手のようで、輪郭(これもいい加減)だけで、赤くはみ出すように摺っているだけです。しかし茶釜は丁寧に描いています。
たぬきは下手くそでも、それ以外はやはり絵師、上手です。壁紙などもテリがはいっているような感じにして凝っています。
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