P7 国立国会図書館蔵
P6P7
(読み)
いまハうへの
いまはうえの
いけの者多
いけのはた
九多゛ん坂
くだ んざか
せ うこん
しょうこん
社 尓も
しゃにも
このま奈び
このまなび
とし\゛/
としど し
阿り
あり
(大意)
今は上野池之端の九段坂にある
招魂社でこのまねごとが
毎年行われている。
(補足)
「せうこん社」、「こ」が変体仮名「王」(わ)にみえますがやはり「こ」。
招魂社はのちの靖国神社。九段坂招魂社で調べると、当時ここに競馬場があったそうです。錦絵や写真などで見ることができます。
乗馬している人はぶすっとしていますが、馬は元気でニコニコ笑っているようでかわいらしい。
あとから追いかける馬を前の頁におさめることもできたでしょうけど、二頭を並べて追いつ追われつを描くためにはこのような絵わりにしなくてはならなかったのだとおもいます。なので首部分が分かれてしまっても見開きで見ごたえある「打毬」のいち場面となってます。
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