P5後半 国立国会図書館蔵
(読み)
者奈志可゛いの春ゞめ
はなしが いのすずめ
のりを奈めて志まい个れバ
のりをなめてしまいければ
者゛ゝア大 き尓
ば ばあおおきに
いきどおり
いきどおり
春ゞめを
すずめを
とらへ
とらえ
志多おきりて
したをきりて
者奈し
はなし
やりぬ
やりぬ
「あいつ
あいつ
ハ 文 可゛
はちもんが
のりを
のりを
ミん
みん
奈
な
なめ
なめ
て
て
志や可゛つ多
しやが った
太郎 どのゝ
たろうどのの
いぬ
いぬ
奈ら
なら
あぶら
どろ
春ゞめとハ
??
やう多゛
(大意)
放し飼いのスズメが
のりをなめてしまったので
ババアは大変
腹を立て
スズメを
捕まえて
舌を切り
放してあげました。
「あいつは
八文(はちもん)もするのりを
みんななめてしまいやがった。
太郎殿の犬なら
???
(補足)
「者奈志可゛いの」、かたちはとても「可゛」にみえませんが、文脈から判断。
「志多おきりて」、現在なら「を」のところが「お」です。まま見かけます。
「なめて」、変体仮名「奈」(な)ばかりではなく平仮名の「な」です。
最後の5行が読めません。
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