P8後半 国立国会図書館蔵
(読み)
ごあん奈いつ可
ごあんないつか
まつりませ うと
まつりましょうと
とも奈い个る
ともないける
由く本ど奈く
ゆくほどなく
春ゞめの
すずめの
春ミ可尓
すみかに
い多り
いたり
こゝハ
ここは
いづれの
いずれの
く尓ゝ
くにに
これハ\/
これはこれは
い可い
いかい
ごちそう
ごちそう
しや
じゃ
(大意)
ご案内つかまつりましょうと
おともをしてくれました。
ほどなくして
スズメの家につきました。
ここはどこの里ですかな。
「これはこれは
すごい
ごちそうじゃ
(補足)
「ごあん奈いつ可」、「こ」と「と」がにているのでやっかいです。いくつもでてきます。「い」と「つ」もにてます。
「く尓ゝ」、「く」の上は汚れのようです。
娘さんはスズメの話に夢チュウで身を乗り出しています。その様がこれまた上手です。おじいさんや娘さんのの生き生きした描写に比べると、ごちそうの鯛やその台は筆先でちょっちょっと描いている感じ。
0 件のコメント:
コメントを投稿