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(読み)
第三教 脚の運動
だいさんきょう きゃくのうんどう
一 雙脚向前屈伸
いち せききゃくきょうせんくっしん
か多あし尓とゞまり
かたあしにとどまり
か多(あし)をまへゝのバしま多ひざ
かた あし をまえへのばしまたひざ
よりおることづのごとし
よりおることずのごとし
二 同向後屈伸
に どうきょうごくっしん
うしろへ奈須べし
うしろへなすべし
三 雙脚囬環
さん せききゃくかんかい
か多阿しをまハ春
かたあしをまわす
(大意)
第三教 脚の運動
一 雙脚向前屈伸
片足にとどまり
片足を前へ伸ばし、また膝
より折ること図のごとし
二 同向後屈伸
後ろへ行う
三 雙脚環囬
片足を回す
(補足)
腕(臂)の運動から脚の運動に入りました。
「か多(あし)をまへゝのバしま多ひざ」、本文では「か多く」とあり「く」のように見えるところがわかりません。
「おること」、「る」と「こ」が重なってます。
「づのごとし」、「ごと」は合字。「より」が「ゟ」と表記されるのと同様です。
「カンカイ」を「囬環」と誤記してます。
ここでは「か多阿し」、一のところでは「か多あし」、明治7年ではまだ強力に読み書きの記述が統一されてませんでした。
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