P.4
(読み)
○可ゝり个る
かかりける
奈本ま多
なおまた
お多いき奈
おたいきな
可゛らきミ
がらきみ
多゛んご
だんご
を多く
をたく
さん
さん
こし
こし
らい
らい
く連よと
くれよと
いふ由へ
いうゆえ
そのゐ尓
そのいに
ま可せ[次へ]
まかせ
(大意)
かかりました。さらに、お手間をおかけするが
黍団子をたくさんこしらえてくれと言うので
その願いどおり
(補足)
上段○印から下段○印へつながりますは、頁をまたぐときは[次へ][つづき]と区別しているようです。
「お多いき」、「お大儀」。
「きミ多゛んご」、「ん」が「れ」にみえますが、変体仮名「无」(ん)を調べてもこのような形は見つかりません。
「く連よと」、「と」の一画目の「丶」がありません。
P3P4見開きです。
桃太郎の後ろの、弓矢の的みたいな紅白の丸いのは何でしょう?
頁をまたいで、桃が割れているさま。両頁を中位に閉じていると桃太郎は見えず、大きく開いてパカっと桃が割れて目に飛び込んでくる、今で言う飛び出す絵本の効果もねらったのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿