2020年3月9日月曜日

小学必携體操圖解 その26




 P.19

(読み)
第四教 體の運動
だいよんきょう たいのうんどう

一 雙脚直立半身前後左右曲折
いち せききゃくちょくりつはんしんぜんごさゆうきょくせつ

か多あし尓たちど
かたあしにたちど

まりから多゛を
まりからだ を

まへゝい多゛し
まえへいだ し

多ち多る
たちたる

あし尓
あしに

おもミの
おもみの

つりあへの
つりあえの

あるを
あるを

志るべし
しるべし


(大意)
第四教 體の運動

一 雙脚直立半身前後左右曲折
片足に立ち止まり
からだを
前に出し
立っている足に
重みのつり合いを
感じること

(補足)
「立っている足に重みのつり合いを感じること」は平たく言えば
「立っている足で体のバランスをとる」ということです。

見出しの漢字12文字がその動作を直接表現しているとはいえ、やや笑えます。
少年の反り返って空を見上げている動作も。
空を見上げているから、その前は地面を見ている動作なのかとみると、正面を見ています。
からだを前後にする運動の図がありませんが、次頁にあります。

「體」は「体」の旧字、骨を豊かにする。

文章は、変体仮名は「尓」「多」「志」「留」だけであとは「ミ」でわかりやすい。



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