P.19
(読み)
第四教 體の運動
だいよんきょう たいのうんどう
一 雙脚直立半身前後左右曲折
いち せききゃくちょくりつはんしんぜんごさゆうきょくせつ
か多あし尓たちど
かたあしにたちど
まりから多゛を
まりからだ を
まへゝい多゛し
まえへいだ し
多ち多る
たちたる
あし尓
あしに
おもミの
おもみの
つりあへの
つりあえの
あるを
あるを
志るべし
しるべし
(大意)
第四教 體の運動
一 雙脚直立半身前後左右曲折
片足に立ち止まり
からだを
前に出し
立っている足に
重みのつり合いを
感じること
(補足)
「立っている足に重みのつり合いを感じること」は平たく言えば
「立っている足で体のバランスをとる」ということです。
見出しの漢字12文字がその動作を直接表現しているとはいえ、やや笑えます。
少年の反り返って空を見上げている動作も。
空を見上げているから、その前は地面を見ている動作なのかとみると、正面を見ています。
からだを前後にする運動の図がありませんが、次頁にあります。
「體」は「体」の旧字、骨を豊かにする。
文章は、変体仮名は「尓」「多」「志」「留」だけであとは「ミ」でわかりやすい。
0 件のコメント:
コメントを投稿