P.8 下段
(読み)
△い可りさんゞ
いかりさんざん
尓のゝ志り
にののしり
个連バもゝ
ければもも
太郎 も
たろうも
こらへ
こらえ
可年
かね
いし
いし
もん
もん
を
を
[次へ]
(大意)
怒り、散々にののしりました。
桃太郎はこらえきれずに
石門を
(補足)
「个連バ」(ければ)、この言い回しは、おなじ表現ですでに何度も出てきました。
「も」の変体仮名「毛」が2種類でてきてます。
「个連バもゝ」と「いしもん」の「も」は画像の右側、なかなか読みにくく、
「太郎も」の「も」は左側になり、こちらは現在の「も」と同じなのですぐわかります。
「可年」、「年」(ね)は古文書などでは、ほとんど○のようになります。
P7P8見開き。
見開きでこの場面をながめると、お供にならんとする3匹の視線は黍団子に向いているかとおもいきや、ちゃんと桃太郎の視線と交わっています。
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