P.27 4〜8行目まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
森 川原
もりがわら
前 通 りゟ 御製 札 前 通 リニ
まえどおりよりごせいさつまえどおりに
居 候 者 下モヘ引 取 世話被下 、
おりそうろうものしもへひきとりせわくだされ、
太次郎 さん聞 人 だよと度々
たじろうさんぶんじんだよとたびたび
噺、
はなし、
(大意)
森川原前通りから御製札前通りの
者たちを下へ引き取って面倒を見てやって下さい、
太次郎さんは地元の名士じゃないですかと何度か
繰り返し話した。
(補足)
大意をまとめるのに何度も前後を読みました。フィクションの可能性大であります。
滝之助がもう勝手にしろとキレまくっての続きの噺だとおもいます。
「聞人」(ぶんじん)、名の聞こえた人。有名人。
古組名主滝之助の管理するあたりが森川原前通りから御製札前通りで、
そこを、新組名主の有名人の太次郎さんが世話してくれよと、滝之助がクダをまいている
場面なのでしょうか。
「森川原」が行末につめられていて二文字のように見えます。
「被下」(くだされ)、二文字セットで覚えます。
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