P.20 9行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
其 節 居合 セしもの醫王 寺・
そのせついあわせしものいおうじ・
太次郎 殿 ・軍 蔵 殿 ・清 八 殿 ・
たじろうどの・ぐんぞうどの・せいはちどの・
源 左衛門 ・滝 之助 殿 、夫 奈ら者゛
げんざえもん・たきのすけどの、それならば
外 有 徳 成 者 江も沙汰可致 と
ほかゆうとくせいしゃへもさたいたすべきと
(大意)
このときの話し合いにいたものは、医王寺住職・
太次郎殿・軍蔵殿・清八殿
源左衛門・滝之助殿であった。そのようにするのならば
他の富裕な人たちにも呼びかけるべきだろうと
(補足)
「其節」、「節」の「竹」冠が難しい。
「殿」はどこでも当たり前にでてきます。くずし字はどうしても偏や旁など漢字の部品から推測して見てしまうのですが、この「殿」のくずし字などは、もう新しい漢字として覚えたほうが簡単です。
「奈ら者゛」(ならば)、変体仮名。
「有徳」(うとく、ゆうとく)、金持ち・富裕な人。「有」が「有之」のときのくずし字とは異なっています。
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