2019年1月6日日曜日

変事出来二付心得覚記 その52




 P.16 10行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
下 名栗 村 江も村 役 人 衆  へ其 段
しもなぐりむらへもむらやくにんしゅうへそのだん

御頼  、若 隠 連参 り候   者 有之  候ハヽ  、
おたより、もしかくれまいりそうろうものこれありそうらわば、

御差 留 置 御沙汰被下  候   趣   ヲ
おさしとめおきごさたくだされそうろうおもむきを

申  遣  し候   登申  候  得者゛、茶 内
もうしつかわしそうろうともうしそうらえば 、ちゃない

善 太郎 申  様 、下 名栗 村 迄
ぜんたろうもうすさま、しもなぐりむらまで


(大意)
下名栗村の村役人たちへもその件については
お願いお頼りし、もし隠れて帰村する者がいたら
身柄を押さえおさばきが下されるだろうことを
申し伝えたとお話した。そうしたところ茶内の
善太郎が言うには、下名栗村まで


(補足)
「下名栗村」、「栗」の字が長く、2文字のよう。
「村役人衆」、「衆」が「人」の中に入ってしまいわかりにくが、何度も出てきているので大丈夫?

「御沙汰」、「沙」の旁が「少」のくずし字で、「汰」の旁が「尤」のくずし字に似ている。
「被下候」(くだされそうろう)、3文字セット。何度も出てきました。



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