P.16 10行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
下 名栗 村 江も村 役 人 衆 へ其 段
しもなぐりむらへもむらやくにんしゅうへそのだん
御頼 、若 隠 連参 り候 者 有之 候ハヽ 、
おたより、もしかくれまいりそうろうものこれありそうらわば、
御差 留 置 御沙汰被下 候 趣 ヲ
おさしとめおきごさたくだされそうろうおもむきを
申 遣 し候 登申 候 得者゛、茶 内
もうしつかわしそうろうともうしそうらえば 、ちゃない
善 太郎 申 様 、下 名栗 村 迄
ぜんたろうもうすさま、しもなぐりむらまで
(大意)
下名栗村の村役人たちへもその件については
お願いお頼りし、もし隠れて帰村する者がいたら
身柄を押さえおさばきが下されるだろうことを
申し伝えたとお話した。そうしたところ茶内の
善太郎が言うには、下名栗村まで
(補足)
「下名栗村」、「栗」の字が長く、2文字のよう。
「村役人衆」、「衆」が「人」の中に入ってしまいわかりにくが、何度も出てきているので大丈夫?
「御沙汰」、「沙」の旁が「少」のくずし字で、「汰」の旁が「尤」のくずし字に似ている。
「被下候」(くだされそうろう)、3文字セット。何度も出てきました。
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