P.17 10行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
此 者 弐 人黨 取りと相 見へ申 候
このものふたりとうどりとあいみえもうしそうろう
下 名栗 村 共 談 事之上 、其 御村 方 江
しもなぐりむらどもだんじのうえ、そのおむらかたへ
明日二も罷 出御談 事を請、
あすにもまかれでごだんぎをこい
(大意)
この二人が首謀者だろうと申しておりました。
下名栗村の村民たちで相談の上、その村役人たちへ
明日にでも届け出てご判断を仰ぎ、
(補足)
「黨」、「党」の旧字体。周りに比べて大きい。
「弐人」(ふたり)、「弐」のくずし字が前行に出ている「哉」に似てます。
「其御村方江」、行末に字を小さくして詰め込むなら、前行で空白をあけなければとくだらぬことを考えてしまいます。
「明日」、「明」の旁「月」のくずし字が重要です。
「請」、頻出ですが読みづらい。
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