P.19 楮苧煮多記の圖11行目〜最後まで
(読み)
数遍 春べし 其 後 く多゛んの棒 越引 ぬく也
春へんすべし。そのゝちくだ んの本゛うをひきぬくなり。
其 穴 より湯ま王り
そのあ奈よりゆまわり
よく丹由ると知流遍゛し と可く片 煮 のせ奴やう二
よくにゆるとしるべ し。とかくか多尓へのせぬように
用 意春る事 肝 要 也
よういすること可んようなり
釜 ハ 二尺 六 寸 二尺 七 寸
かまは にしゃくろくすん にしゃくななすん
(大意)
数度繰り返す。その後この棒を引く抜く。
その穴から湯が釜全体によくまわり
よく煮えることを覚えておくと良い。いずれにしろ一部分だけが煮えることのないように
注意することが肝要である。
(補足)
「数遍」、(すうへん)と読まずに(すへん)としてます。
「其後」、「其穴」の「其」がずいぶんと異なってます。あとのほうのくずし字は頻出。
「片煮」の「片」が、ぱっと見た目どうしても「行」に見えてしまいます。
Reports on the manufacture of paper in Japan
9_Boiling the "sosori
間違い探しクイズ以前の絵です。
草履がなく裸足でつま先立ち・左手に持つ籠の中が空っぽ・釜中の棒が不鮮明・釜とへっついがひどい・御婦人の全体の姿勢がなってない・着物が衣類ではない。
ちなみに 3_Steaming the paper-mulberry(楮苧むしの図)の絵です。
いかかでしょうか。
こちらは少しマシかも知れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿