P69 東京国立博物館蔵
P70
(読み)
箕山(キサン)
きさん
瀑布(タキ)
たき
正 面 ヨリ見テ
しょうめんよりみて
能キ瀧
よきたき
ナリ
なり
不動
ふどう
茶 屋
ちゃや
P70
勝 尾 寺観 音
かつおおじかんのん
札 所 なり
ふだしょなり
大 坂 へ五里
おおさかへごり
(大意)
略
(補足)
「不動」、『箕面山 瀧安寺』のHPに「14. 箕⾯⼤滝Mino-o Falls」があります。
説明文に『役⾏者お悟りの聖地。江⼾期までは当寺の境内として、滝壺の側に不動堂が建てられていた。現在は⼤阪府営「明治の森箕⾯国定公園」内にあり、⽇本の滝百選のひとつに選ばれている』、とあって、写真の観光客がいるあたりに不動や茶屋があったのでしょう。
勝尾寺の手前の起伏が大きく描かれているは文中の「山上より望ム尓山なし平地尓見へ山を下レハ皆山路なり」を表現したものでしょうか。山門が子どもが描いたような稚拙さがあって、これも江漢の特徴かもしれません。



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