P93 東京国立博物館蔵
(読み)
去りて橋 を渡 里虚空 蔵 の前 能田 楽 茶 や
さりてはしをわたりこくうぞうのまえのでんがくじゃや
へあかり田 楽 ニて酒 を呑ミ个る尓何ンぞ魚 ハなき
へあがりでんがくにてさけをのみけるになんぞさかなはなき
ヤと問ヘハ者やと云 小魚 ニ大 根 を切リ酢ヲかけて
やととえばはやというこざかなにだいこんをきりすをかけて
出し希れ此 地海 遠 ふして魚 なし夫 より梅
だしけれこのちうみとううしてさかななしそれよりうめ
能宮 と云フ処 を横 尓見て桂 の渡 し千 本 通
のみやというところをよこにみてかつらのわたしせんぼんどおり
嶋 原 を見て東 寺尓至 ル此 日終 日 弘 法 大
しまばらをみてとうじにいたるこのひしゅうじつこうぼうだい
師開 帳 寺内 参 詣 多 シ千 手 観 音 堂 アリ
しかいちょうじないさんけいおおしせんじゅかんのんどうあり
後 ロハ薬 師昔 シハ大 伽羅 ニて消 失 しぬ
うしろはやくしむかしはだいがらんにてしょうしつしぬ
碇(イシツヱ)至 て大 きし羅生 門 の趾 アリ夫 より
いしずえ いたっておおきしらしょうもんのあとありそれより
して本 願 寺能前 を通 り此 邊 漸 く焼 能こる
してほんがんじのまえをとおりこのあたりようやくやけのこる
(大意)
略
(補足)
「虚空蔵」、嵐山、虚空蔵法輪寺。
「梅の宮」、梅宮大社。
「伽羅」、伽藍。「碇」、礎。
嵐山からそのままほぼ真東へ、JR京都駅裏の東寺、そして本願寺着。比較的のんびりした京都観光の1日の様子です。

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