P5P6 国文学研究資料館蔵
P5
(読み)
すゝ
すす
者き
はき
志゛ぶん
じ ぶん
の切
のきり
於とし
おとし
の
の
ことく
ごとく
可りて
かりて
のいりハ
のいりは
於ち
おち
けれども
けれども
可年
かね
くらハ
ぐらは
ひやくぶ
ひゃくぶ
一 もあ可ず
いちもあかず
これでハ
これでは
奈らぬと
ならぬと
ま多\/
またまた
くふう
くふう
をめぐ
をめぐ
らし
らし
ける可゛
けるが
む可し
むかし
より
より
可年
かね
もちの
もちの
可ミこ
かみこ
す可゛多二
すが たに
奈るハ
なるは
(大意)
煤払いの時期の芝居小屋の切り落としのように、借り手がやってくることも少なくなったが、金蔵は百分の一にも減ってはいない。これではならぬと、ふたたびいろいろな工夫をしたものの、昔からの金持ちがやることのひとつである紙子(和紙で仕立てた衣服)姿になってみたりしたが、
(補足)
「すゝ者き」、『すすはらい【煤払い】
②年末,正月の準備に家の内外を大掃除すること。江戸時代には,12月13日が恒例であった。すすはき。すすとり』
「切於とし」、『きりおとし【切り落とし】
① 江戸時代の劇場で,平土間に設けた大衆席。桝席(ますせき)とせず,客を何人でも詰めこんだので追い込み場ともいう。大入り場。〔古くは舞台であった部分を切り落として作ったところからの名という〕』
「可ミこす可゛多二奈るハ」、紙子姿になって落ちぶれみすぼらしくみせるのでしょうけど、金を散在するなら豪華な衣装を身に着けたほうがへるのではと、何か読み違えていそうな気がする、う〜ん🤔
十人もの人たちを描いていますが全員の所作が少しずつことなっていて絵が動いているようです。うまいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿