2023年11月4日土曜日

THE MOUSE'S WEDDING その4

P2P3 個人蔵

(読み)

his wife were very discreet. Never

in the day time nor even at night

did they venture into the parlor

or kitchen, and so they lived in

tranquility free from danger of

meeting the cat. Their only son

Fukutaro also was of a gentle

disposition. When he was old

enough to take a wife, his parents

concluded to get him one, transfer

their property to him, and seek

retirement. Fortunately, one of

their relatives named Chudayu had

(大意)

(カネモチと)妻はとても思慮深い慎重な夫婦でした。

日中はおろか夜でさえも台所を出歩きうろつくなどということは決してなく

とても静かに生活していたために猫と出会う危険の心配はありませんでした。

夫婦の一人息子福太郎もまた優しい性格でした。

 息子が妻を迎えるによい年頃になり、両親は息子に妻をめとらせ、家督を息子に継がせ、夫婦は隠居することとしました。

 幸運なことに、親類のひとりである忠太夫に

(補足)

 ふすまを少し開けてのぞいているのは、きっと娘のハツカ。自分のことなのでドキドキ。

左の扇子を手にしている方が仲人さんで、右側二人が忠太夫と奥様でしょうか。

 壁の薄い濃淡や畳のような淡いイグサの色合いがきれいです。

 

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