P2P3 個人蔵
P3
(読み)
a lovely daughter called Hatsuka.
Accordingly a go-between
was employed
to enter into
negotiations
(大意)
愛らしい娘ハツカがおりました。それではと、
(婚姻に向けて忠太夫との)相談をするために仲人をたてました。
(補足)
お三方の御召し物、日本伝統の色や柄であります。仲人さんと奥方はちょっと鮫肌っぽい柄です。渋茶や紺鼠・藍鼠など「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」といわれるくらい何百とありました。江戸後期から明治初期に日本を訪れた外国人をひどくうならせました。それらの素晴らしさが彼ら日本の旅行記など随所に記されています。
仲人さんとご主人の前には煙管一式とお膳があって、赤いお盆はお料理で取り箸があります。奥方はお銚子でおひとつどうぞとすすめているところ、膝の前にはお銚子のはかまがあります。そっとのぞきみる娘の目はほんのり赤く、名前通りのはつかネズミ。
0 件のコメント:
コメントを投稿