P8P9 個人蔵
P9
(読み)
a linen kami-shimo, dried bonito,
dried cuttle-fish, white flax,
sea-weed, fish, and sake;
thus confirming the marriage
promise.
A lucky day was then chosen,
and every thing prepared for
the bride's removal to her new
home, her clothes were cut out
and made, and needed articles
purchased. So Chudayu was
kept busy preparing for the
wedding.
(大意)
それらは、麻の裃、鰹節、スルメ、白い亜麻、昆布、魚、酒で、
このようにして結納の儀はとりおこなわれました。
そして大安の日が選ばれ、新婦の新居へ向かうためのあらゆる準備が整い、
新婦の衣類は手入れをされ、必要な品々は購入しました。
そのようなことで忠太夫は婚礼の準備で忙しく過ごしました。
(補足)
紫色の着物は、お見合いの日にハツカが着ていた振り袖のように見えます。母親が右側に裁縫箱を置き、着物の繕いをしています。その左側にあるのはなんだろうと、拡大してみたのですけどよくわからないながら、火熨斗(ひのし)、今でいうアイロンでしょうか?
隣の間ではハツカの父親忠太夫と仲人さんが相談をしています。
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