P6P7 個人蔵
P6 個人蔵
(読み)
their expectations raised, and
bestowed still more care on
his education.
(大意)
期待をふくらませ、なおいっそう桃太郎の教育に力をいれたのでした。
(補足)
煙草道具を入れる巾着や灯りの台などとても丁寧に描かれています。桃太郎はまるで小さな書生のよう。袴が本物の生地のようです。その下からちらりとのぞく正座の両親指、ほんとうに細かくていねい。また土壁の質感がみごと。このまま壁紙にできそうです。
お爺さんは左手の親指を上にして組んでいます。にこやかに桃太郎を見守るお爺さん、全身に喜びがあふれでています。
部屋の隅にある切り株の火鉢、ちょうど頁をまたいでしまって、版木がことなったためでしょうか、摺り加減が違ってしまって左半分、右半分の色調を合わすことができなかったようです。
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