P1 個人蔵
(読み)
MOMOTARO
or
Little Peachling.
A long long time ago there
lived an old man and an
old woman. One day the old
man went to the mountains to
cut grass; and the old woman
(大意)
桃太郎 または桃王子
むかしむかし、爺さんと婆さんがおりました。
ある日、爺さんは山へ芝刈りにゆき、婆さんは
(補足)
桃は英語でpeachですが、peachには素晴らしい人、すてきな人、魅了的な人などの意味があるようで、訳者のダビッド・トムソンは桃太郎の話を初めて読んだとき、Little Peachlingという訳がひらめいて、どうしてもこれに引っ掛けたかったのでしょう。
また、-lingは『1 子…, 小… (!〖名詞〗に付く)▸ duckling子ガモ. 2 …に属する[関係のある]人[物] (!〖名詞〗〖形容詞〗〖副詞〗に付く)▸ earthling地球人.』とあります。
両方をまとめると、訳者の頭の中には、部下3名を従えた桃部隊のすてきな小隊長みたいなものがあったような気がします。
桃の写生は難しいとおもいます。産毛につつまれたような感じが手強そう。しかしちりめん本なのでその感じが平紙よりでていそうです。右上に伸びている桃の葉、裏をちらりと見せているところがひかれます。
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