P20P21 個人蔵
(読み)P20
"How can I please you, then?"
asked the tinker, "Shall I keep
you in a box?"
"Oh! no, no," answered the tea-
kettle, I like nice sweet things to
eat, and sometimes a little wine to
drink, just like yourself. Will you
keep me in your house and feed
me? And, as I would not be a
burden upon you, I will work for
you in any way you like."
To this the tinker agreed.
Next morning he provided a
good feast for Bumbuku, who then
spoke---
(大意)
「では、どうもてなしたらいいのですか?」屑屋は尋ね「箱の中に入れておいたらいいのですか」と聞きました。
「いやぁだめだめっ!」茶釜はこたえて、おいしい甘いものを食べたいし、たまにはお酒をちょっと飲んでみたいね、あなたが飲んでるようにね。あなたの家に置いて養ってくれないかなぁ?それに、あなたの負担にならないようにボクはあなたののぞむままになんでもして働くよ。
屑屋はこの申し出を受け入れました。
翌朝、屑屋は(誰がそう呼んだか)『文福』にごちそうでもてなしました。
(補足)
芝居小屋といいますが、まさしく竹竿などを格子状に組んでの小屋が描かれています。呼び込みの口上や太鼓三味線の音などでにぎやかなはず。
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