2023年4月5日水曜日

The Wonderful Tea-Kettle その13

P10P11 個人蔵

(読み)P11

rolling-pin that grew a pair of wings

and flew away, but, long as I have

lived, never have I heard before

of a tea-kettle walking about on

its own feet.You will never make

me believe that."

 But for all tbat, tbe priest was

a little uneasy in his mind, and

kept tbinking of the incident all

that day. When evening came, and

he was alone in his room, he took

down the kettle, filled

it with water, and

set it upon the

embers to boil,

(大意)

(わしは)すりこぎ棒の両側に羽が生えて飛び去ったという話(は聞いたことがあるが、)いやしかし、長いこと生きてきたが茶釜に脚が生えてその脚で歩きまわるなんていうことは聞いたこともない。年寄りをからかわないでくれ。」

 しかし弟子たちの様子を振り返ってみると、なにかひっかかることがあると住職は感じました。その日は一日中、その出来事について思いめぐらせたのでした。夕方になって自室に一人でいると、住職は茶釜を取り出し水を入れ、沸かすために残り火のある囲炉裏にのせました。 

(補足)

 茶釜が古びて見えるようにするのは摺師の仕事だと思います。うまいもんです。

 

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