P2P3 個人蔵
(読み)P2
indeed, it was his chief interest
and pleasure in life to conduct
this ceremony.
One day he chanced to find in a
second hand shop a very nice look-
ing old tea-kettle, which he bought
and took home with him, highly
pleased by its fine shape and artistic
appearance.
Next day he broucht out his new
purchase, and sat for a long time
turning it round on this side and
on that, and admiring it.
«You are a regular Beauty,
that's what you are,"he said, "I
(大意)
実際、茶道の所作をおこなうことは住持の生活のなかで
最大の喜びであり関心事でありました。
ある日、中古店で大変に形の良い茶釜を見つける機会に
恵まれました。それを住持は買って家に持ち帰り、茶釜の
芸術的な形とすばらしい外観にとても喜びました。
翌日、住持は新しく買った茶釜を箱からだし、長いこと
見る向きを変えながらなめまわすように眺めて過ごし、
その茶釜に感嘆していました。
「この茶釜はあるがままのそのままで十分に美しい」と住持は
言い、
(補足)
茶釜を箱からだしその上に置いてめでている住持、何度ももれでるため息が聞こえてきそうです。
箱の底に四方にでている紐がみえます。表紙の左隅に見えた斜めのものはやはりこの紐だったようです。
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