P2 国立国会図書館蔵
P3後半
P3拡大
(読み)
ころしおの連ハ者゛ゝアの春可゛多尓
ころしおのれはば ばあのすが たに
者゛けてし可゛ひを志るの奈可へい連て
ば けてしが いをしるのなかへいれて
者゛ゝア志るをこしらへ本年ハ奈可゛しの
ば ばあしるをこしらへほねはなが しの
志多へ可くしぢゝいの可へりをまちゐ多り
したへかくしじじいのかえりをまちいたり
(大意)
(打ち)殺して、自分はババアの姿に
ばけ、死骸を汁の中へ入れて
ババア汁をこしらえました。骨は流しの
下へ隠し、ジジイの帰りを待っていました。
(補足)
薄汚れた透明な下敷きを透かして読んでいるようで、なかなか厄介です。ちょっと前でしたら読めなかったことは確実で、まぁここまで読めるようになったことは日頃の成果であります。
おじいさんの顔を拡大してみると、やはりこの絵師独特の描き方で、いわゆる好々爺ふうなものではありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿