P9中段前半 国立国会図書館蔵
(読み)
さるものあり
さるものあり
とハ王可゛こと
とはわが こと
奈り
なり
さる
さる
とハ\/
とは
奈可\/
なかなか
てづよい
てづよい
者多ら
はたら
き多゛
きだ
(大意)
なかなか使える者がいるというのは
おれのことだ。
猿というのは
なかなか手ごわい
働きをするものだ。
(補足)
P8下段「「多゛い尓つ本゜ん
もゝ可らう満
連太郎の
ミうち尓」の続きになります。
「さるものあり」、「然る者」です。もちろんダジャレで「猿」をかけています。
「とハ\/」、繰り返し記号がありますが、「とはとは」では変ですし「さるとはさるとは」ではなんとか意味が通じますけどやはりなんか変。
鬼の表情がどこかひょうきんです。鬼のパンツはふんどしに短めの藁(わら)暖簾のようなフリルが定番です。それと武器は槍や日本刀とはことなった、地獄の閻魔様がもっているようなものです。
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