2022年9月3日土曜日

桃太郎一代記(木村文三郎) その10

P6上段 国立国会図書館蔵

(読み)

[つゞき]

多くと

たくと


申 シ

もうし


きミ

きみ


多んごを△

たんごを


△こし

 こし


らひもらひ王可゛や

らいもらいわが や



いで

いで


多る

たる


とち う

とちゅう


尓て

にて


さる▲△(P7へ)

さる


(大意)

(過ごさせ)たいのですと申し、

きみだんごをこしらえてもらい

わが家を出発しました。

その途中、猿(が)


(補足)

「多んご」、「多゛」の濁点をつけわすれたか彫り忘れたかなのですが、「こ」には濁点があるのでさてどうしたことか。まぁ読んでいるとよくあることです。

「こしらひもらひ」、こしらえてもらいとすぐに理解できます。文法的にはどうなっているのでしょう?

おじいさんとおばあさんの衣装柄は最初の頁から変わっていません。卍と菱形の四つ星。

 

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