P4後半 国立国会図書館蔵
(読み)
それ古そいち
それこそいち
たいぢ奈里
だいじなり
とあま多の
とあまたの
鼠 をあつむる
ねずみをあつむる
奈可にも白 鼠
なかにもしろねずみ
赤 鼠 ぶち鼠
あかねずみぶちねずみ
奈んきん
なんきん
鼠
ねずみ
「ち う志ん\/
ちゅうしんちゅうしん
といふとよ
というとよ
ろいねづ
ろいねず
ミだけ
みだけ
ち う\/
チュウチュウ
(大意)
「それこそ一大事だ」と
たくさんの鼠を集めました。
なかにも、白鼠
赤鼠、ぶち鼠、南京鼠
(白鼠)「注進(チュウしん)、注進(チュウしん)というと
よろい鼠だけ
チュウチュウ
(補足)
注進のチュウはもちろんしゃれ。なぜよろい鼠だけがチュウなのかは不明です。
大将の福鼠にご注進している白鼠の右腕が妙な角度で後ろ向きになってます。攻めてくる猫軍を指差しています。
「いふやつせ可いの」「たいぢ奈里」、「い」と「つ」がにていてまぎらわしい。
「ねつミ」、「あつむる」の「つ」は間違えようのない「つ」。
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