2022年6月29日水曜日

祢づミの嫁入(木村文三郎) その15

P12 国立国会図書館蔵

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(読み)

xの大こくさ満

のだいこくさま


へまゐり大 こく

へまいりだいこく


やハま春

やはます


\/者ん

ますはん


じやう

じょう


奈し多り个り

なしたりけり


めで多し\/\/\/

めでたし


(大意)

(うぶすな)の大黒様へ参り

大黒屋はますます

繁盛したのでありました。


(補足)

 最初に生まれたのはたまのような女の子でおたまのはずでしたが、おたまはすっかり大きくなったのか、父親忠太郎の脇にはもう次の大きくなった息子が猫のハリボテと飴?をもって一緒にお参りしています。

 そして忠太郎はまだ小さい娘を肩車、振り袖をきた娘を肩車するなんて珍しい。振り袖と忠太郎の着物が重なって区別がちょっとわかりません。

 御神木には頑丈そうな柵があって、御幣もあります。

 

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