P7後半 国立国会図書館蔵
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(読み)
るゐのさ可づきも春
るいのさかずきもす
ミ多可さごやのう多
みたかさごやのうた
ひハ奈可うどのやく
いはなこうどのやく
奈りとてう多ひ志
なりとてうたいし
まへバミ奈\/せん
まえばみなみなせん
し う者゛んぜいめで多し
しゅうば んぜいはめでたし
とぞよろこび个り
とぞよろこびけり
(大意)
親類の盃もすみ
高砂やの謡(うたい)は
仲人の役と
謡い舞えば
皆々、千秋万歳めでたいと
喜びました。
(補足)
「しんるゐ」、「る」はほとんどが一行目「ゐ多る」のように変体仮名「留」(る)で、平仮名「る」の出だしの横棒がない丸まったかたちです。
新婦の打ち掛けの柄がすごい。現代のアニメで使われている様々なパターンステンシルなんてない時代ですから、こつこつ刻んだんでしょうか。かとおもうと背景の屏風の浪は拡大してみると雑です。一枚の銅版を親方と弟子たちで彫ったのかもしれません。
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