P8前半 国立国会図書館蔵
P8文章拡大
P9
(読み)
おとこいりと奈りて
おとこいりとなりて
ふうふの可多らひめ
ふうふのかたらいめ
で多く春ミて多可゛ひ尓
でたくすみてたが いに
き尓いり奈可むつま
きにいりなかむつま
し个れバりやうけの
しければりょうけの
おや\/ハあんしん奈し
おやおやはあんしんなし
(大意)
お床入りとなり
夫婦の契はめでたくすみ
お互いに心は満ちたり
仲の良い夫婦でありました。
両家の親々は安心して
(補足)
「おとこいりと」、「と」と「こ」はほとんど同じかたちです。次の行の「う」や「ら」もにているので文章の流れから読んでいくしかありません。
P8では忠太郎がさぁさぁと手招きしている感じ・・・。敷布団は花がらでいかにもフワフワで豪華そう。掛け布団、うしろの屏風絵など濃淡の網掛けを工夫して描きわけています。
0 件のコメント:
コメントを投稿