P2前半 国立国会図書館蔵
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(読み)
▲よめをむ可へ天
よめをむかえて
やらんとふ多おや
やらんとふたおや
ハ多のミゐ多る
はたのみいたる
を???多ハらや
を???たわらや
よ年ゑもんのむ
よねえもんのむ
春め尓およ年とて
すめにおよねとて
きりやうもよし
きりょうもよし
(大意)
嫁を迎えて
やろうとふた親は
頼みお願いしました。
???俵屋米右衛門の娘
におよねという
器量もよく
(補足)
最初4行目が読めませんでしたが、先を読みすすめると「多ハらや」がP7に出てきました。しかしその上がわかりません。
鼠が日本髪を結ってくれていれば、娘と母親の区別はあきらかだったのでしょうけど、鼠顔にはにあわなかったようであります。左側が振り袖にぽっくりなのできっとおよねさんでしょう。で、右側が母親かお付きのものでしょうか、下駄を履いています。
娘さんの着物柄は桜で、そのすぐうしろの木も桜です。樹皮を桜の木のように苦労して描いているのがわかります。
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