P.7
(読み)
ひをうち可け連バ多ぬきい満のおと
ひをうちかければたぬきいまのおと
ハ奈んのおと奈りときけ者゛
はなんのおとなりときけば
(大意)
火を付けたところ
狸が「今の音は何の音か」と
聞いたので
(補足)
出だしの「ひ」の上に文字のようなもながあります。無視しても意味が通じますのでゴミと判断。
「い満のおと」、ややかすれているので読みにくい。
音はもちろん火付けに使う火打ち石です。
縁側の座面は竹でしょう。全体の作りも細部まで丁寧に描いています。
部屋の壁は豆本の定番でたいていヒビが入り一部はくずれています。
P6P7見開き
空の赤、黄土色の小山、緑の草木は色の調子を両頁で保っていますが、灰色の地面は爺さんのほうがややマットな感じで、兎のほうは筆でササッと左右に塗っています。
それにしても幸せ満面の食事から庭に崩れ落ちてしわくちゃの泣き顔、天国から地獄。
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