P.5下段
(読み)
▲松の木の
まつのきの
王きへ
わきへ
うめて
うめて
志ま
しま
いけ
いけ
れバ
れば
正 ぢ起
しょうじき
ぢゝいハ
じじいは
(大意)
松の木のわきへ埋めてしまいました。
正直爺は
(補足)
「王きへ」、変体仮名「王」(わ)が見本のようにくっきりです。漢字の「已」のような形。
漢字が「松」「木」「正」。変体仮名が「王」(わ)「志」(し)「起」(き)。あまりまざりすぎると読むのが大変そう。
P4P5見開き。
犬が上顎を赤く見せ、キャンキャンと悲鳴が・・・。目は一筆で描いたのでしょうけどとても悲しそう。
見開きの中央に松の大木、その根元に犬、右に欲張りじじい、左に婆、奥は農村風景、配置が上手。
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