P.9後半
(読み)
多ぬき尓
たぬきに
奈け連バ
なげれば
奈を\/
なをなを
奈やミ
なやみ
くるしミ
くるしみ
个る可゛う
けるが う
さ起ふねを
さぎふねを
つくり
つくり
多ぬき尓
たぬきに
春ゝめつち
すすめつち
ぶねを
ぶねを
(大意)
(それを)狸に投げれば
いっそう、もだえ苦しんでいました。
兎は船を作り、狸には土船を作ることをすすめ
(補足)
「奈け連バ」、「け」に濁点がありませんが、よくあることです。変体仮名「連」(れ)は何度もでてきています。
「春ゝめ」、ここの変体仮名「春」(す)は「十」+「て」。
P8P9見開き
見開きで見るとなかなか迫力があります。忍者同士の戦いのよう。
狸の燃え盛っている柴の下の色が土の色と同じになってしまってます。
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