P.8上段
(読み)
かりて
かりて
もちをつく尓
もちをつくに
やつ者゛り
やっぱ り
奈可よりき多
なかよりきた
奈起もの可゛いでし
なきものが いでし
ゆへよく者゛り
ゆえよくば り
ちゞいハ▲
じじいは
(大意)
借りて餅をつきました。
ですがやはりなかからは
汚いものが出てくるだけでした。
そのため欲張りじじいは
(補足)
「かりて」、平仮名「か」です。
「やつ者゛り」(やっぱり)、半濁点「゜」を使っている場合もありますがあまりありません。たいていは濁点「゛」ですませています。
「奈起ものが」、ここの「も」は2行目の「も」と書き順と形が異なっています。
ここの文章は背景の渋黄色の土壁のためかくっきりで読みやすい。
右にみえる外の風景はP5の山奥の農村風景と同じです。
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